【フランク王国の発展】
メロヴィング朝 5世紀半-751年
〔クローヴィス〕
・フランク王国を建設 →アタナシウス派キリスト教に改宗
〔クローヴィス王以後〕
8世紀前 メロヴィング王家の衰退、宮宰カロリング家の成長
732年 トゥール・ポワティエ間の戦い:フランク王国 vs. ウマイヤ朝
→フランク王国宮宰カール・マルテルがウマイヤ朝を撃退
カロリング朝 751-987年
〔ピピン〕
751年 メロヴィング朝を倒して王位につき、カロリング朝を建てる
756年 ランゴバルト王国を討ち、ラヴェンナ地方をローマ教皇に寄進
〔カール大帝〕
・ ザクセン人、アヴァール人を征服
・ 伯(州長官)、巡 察 使(伯を監督)
・ カロリング・ルネサンス:神学者アルクィンらによるラテン文化復興
800年 ローマ教皇レオ3世からローマ皇帝の冠を受ける(カールの戴冠)
【ローマ・カトリック教会とギリシア正教会】
五本山
ローマ・コンスタンティノープル・アンティオキア・イエルサレム・アレキサンドリア
ローマ・コンスタンティノープル・アンティオキア・イエルサレム・アレキサンドリア
6世紀 ローマ教会(教皇グレゴリウス1世)がゲルマン人に布教
726年 ビザンツ皇帝レオン3世の聖像禁止令 →ローマ教会は反発、フランク国王に接近
フランク王国の分裂
カール大帝の帝国 → 3つに分裂〔843年ヴェルダン条約〕 〔870年メルセン条約〕
・フランス:カペー朝(987-1328年)、初代国王ユーグ・カペー、王権弱い
・イタリア:分裂
・ ドイツ:国王オットー1世
マジャール人を撃退し王権強化→ローマ教皇からローマ皇帝の冠を受ける
ノルマン人(ヴァイキング)の侵入
・ 北ヨーロッパ(デンマーク、スウェーデン、ノルウェー)に定住
・ 9世紀頃から船で南下、各地に国を建てる
・北フランス:ノルマンディー公国、指導者ロロが建国
・南イタリア・シチリア島:両シチリア王国(12世紀前)
・ ブリテン島
5世紀半 アングロ・サクソン7王国(ヘプターキー)
9世紀前 エグバートが7王国を統一(イングランド王国)
9世紀末 アルフレッド大王がデーン人(デンマーク系ノルマン)の侵入撃退
1016年 デンマーク王クヌートがブリテン島を征服
→彼の死後、アングロ・サクソン人の王国復活
1066年 ヘースティングズの戦い(ノルマン・コンクェスト)
・ ノルマンディー公ウィリアムがブリタニア島を征服
・ ノルマンディー公ウィリアムがブリタニア島を征服
→ノルマン朝(1066-1154年)を建国(初代国王ウィリアム1世)
○ ロシア:ノヴゴロド国(9世紀:指導者リューリク)→キエフ公国(9-13世紀)
占領したのは“ルーシ”と呼ばれるスウェーデン系ノルマン人
ビザンツ帝国(東ローマ帝国)(395-1453年)
・ 皇帝教皇主義:皇帝がギリシア正教会を直接支配
・ ビザンツ様式の教会建築:モザイク壁画
皇帝ユスティニアヌス
・ 『ローマ法大全』の編纂、ハギア(セント)・ソフィア聖堂
皇帝レオン3世
726年 聖像禁止令→ローマ教会の反発
〔9-10世紀〕皇帝権力は強力
・ 軍管区制(テマ制)
1) 全国をいくつかの軍管区に分ける
2) 軍管区長に行政権を与える
3) 軍管区長が農民に土地を与え、農民が軍役を負う(屯田制)
修道院
〔6世紀〕モンテ・カシノ修道院:ベネディクトゥスが開設、「祈り、働け」
〔10世紀〕クリュニー修道院:聖職売買などを批判→教会改革運動
〔12世紀〕シトー派修道会:大 開 墾に活躍
ローマ・カトリック教会の権威
叙 任 権 闘 争:聖職者の叙任(任命)権をめぐる教皇と皇帝の争い
ローマ教皇グレゴリウス7世vs. 神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世
1076年 教皇グレゴリウス7世が皇帝ハインリヒ4世を破門
1077年 カノッサの屈辱:皇帝ハインリヒ4世が謝罪
1122年 ヴォルムス協約:教皇と皇帝の妥協
教皇権威の高揚
13世紀初 教皇インノケンティウス3世:権力の絶頂期 →ジョン王(イギリス)を破門
【十字軍】
11-12世紀
三圃制の普及→農業生産の増大→ヨーロッパの拡大
三圃制の普及→農業生産の増大→ヨーロッパの拡大
・ セルジューク朝:イェルサレムを支配、ビザンツ帝国を圧迫→ローマ教皇に援助を依頼
・クレルモン宗教会議:教皇ウルバヌス2世が十字軍遠征を決定
〔第1回〕イェルサレムを占領しイェルサレム王国を建国
〔第2回〕失敗
〔第3回〕神聖ローマ、仏、英が参加 アイユーブ朝(指導者サラディン)に敗北
〔第4回〕ヴェネツィア商人が暴走→コンスタンティノープルを占領しラテン帝国を建国
〔第5回〕失敗
〔第6回〕失敗
〔第7回〕失敗
〔その他〕ドイツ騎士団:バルト海沿岸に領土を開いた宗教騎士団(13世紀)
【商業ルネサンス】
(海港都市)
ヴェネツィア、ジェノヴァ、ピサ:香辛料・絹織物を輸入
ヴェネツィア、ジェノヴァ、ピサ:香辛料・絹織物を輸入
(内陸都市)
ロンバルディア同盟:フィレンツェ、ミラノ:金融業
ロンバルディア同盟:フィレンツェ、ミラノ:金融業
〔北ドイツ〕
ハンザ同盟:リューベック、ハンブルク、ブレーメン:海産物・木材・穀物
〔フランドル地方〕
ガン、ブリュージュ:毛織物工業
ガン、ブリュージュ:毛織物工業
〔シャンパーニュ地方〕
定期市
定期市
【中世都市】
○ 自治の獲得←皇帝・国王から特許状を得る
・北イタリアの自治都市(コムーネ):周辺農村を支配し都市国家を形成
○ ギルド
・ 商人ギルド:大商人の組合、市政を運営
・ 同職ギルド(ツンフト):手工業者の組合、親方のみが組合員に
・ ツンフト闘争:同職ギルドが商人ギルドと争いながら市政に参加
○ 富豪の支配
・ フィレンツェのメディチ家
・ アウグスブルクのフッガー家
・ アウグスブルクのフッガー家
○ 農民の富裕化
・ 黒死病(ペスト)の流行→農業人口の減少→農民の待遇向上
・ 農奴身分から解放→独立自営農民(イギリスのヨーマンなど)
【農民反乱】
・ジャックリーの乱(フランス)
・ワットタイラーの乱(イギリス)
・ワットタイラーの乱(イギリス)
【教皇の権威衰退】
アナーニ事件
フランス国王フィリップ4世が教皇ボニファティウス8世を襲撃
↓↓↓
教皇のバビロン捕囚
教皇庁をローマからアヴィニョン(南フランス)へ移転
→フランス国王が教皇を支配
→フランス国王が教皇を支配
↓↓↓
教会大分裂(大シスマ)
アヴィニョン教皇とローマ教皇とがたがいに正統性を主張し対立
↓↓↓
コンスタンツ公会議
・ローマ教皇を正統とする→シスマ終了
・ウィクリフ(イギリスの聖書主義者)を異端とする
・フス(ベーメンの教会改革者)を異端とし火刑
↓↓↓
フス戦争
フス派のチェコ人〔負〕vs.神聖ローマ皇帝〔勝〕
フス戦争
フス派のチェコ人〔負〕vs.神聖ローマ皇帝〔勝〕
【イギリスとフランス】
〔イギリス〕プランタジネット朝
・ヘンリ2世:フランス西部も領有
・ ジョン王:フランスにおけるイギリス領の大半を喪失
大憲章(マグナ・カルタ)→新たな課税に貴族の承認必要
・ ヘンリ3世:シモン・ド・モンフォール議会
・ エドワード1世:模範議会
〔フランス〕カペー朝
・ フィリップ2世:王領地拡大(←イギリスのジョン王より土地を奪う)
・ ルイ9世:異端アルビジョワ派を平定→南フランスを支配
・ フィリップ4世:三部会(聖職者・貴族・平民の代表)
百年戦争:イギリス〔負〕vs.フランス〔勝〕
〔契機〕フランドル地方(毛織物)をめぐる対立
フランスでヴァロワ朝が成立
→イギリスのエドワード3世がフランス王位継承を主張
→イギリスのエドワード3世がフランス王位継承を主張
・イギリス軍のエドワード黒太子がフランスに侵攻
・フランス国王シャルル7世の時
農民の娘ジャンヌ・ダルクが活躍 →フランスが勝利
農民の娘ジャンヌ・ダルクが活躍 →フランスが勝利
バラ戦争(イギリス):ランカスター家vs.ヨーク家
・ テューダー朝の成立
・ ヘンリ7世:星室庁裁判所(王権への反対者を処罰)
【ドイツの分裂】
神聖ローマ皇帝の権力衰退
・大空位時代:皇帝不在の約20年
・金印勅書:皇帝カール4世が発布
→ 7人の諸侯(7選帝侯)に皇帝選出権を与える
→ 神聖ローマ帝国は約300の領邦に分裂
→ 神聖ローマ帝国は約300の領邦に分裂
【イタリアの分裂】
教皇党(ゲルフ)と皇帝党(ギベリン)とが抗争
〔南〕両シチリア王国
→ ナポリ王国とシチリア王国に分離(13世紀)
→ ナポリ王国とシチリア王国に分離(13世紀)
【イベリア半島】
11世紀 キリスト教勢力による国土回復運動(レコンキスタ)
1479年 アラゴン王子フェルナンドとカスティリャ王女イサベルの結婚 →スペイン王国
1492年 スペイン王国がグラナダ(ナスル朝)を占領
【デンマーク、スウェーデン、ノルウェー】
カルマル同盟(デンマーク女王マルグレーテ主導で3国が同君連合)
○ 地動説
〔イギリス〕テューダー朝
【イタリアのルネサンス】
イタリア戦争
・ フランス国王vs.神聖ローマ皇帝・スペイン国王(ハプスブルク朝)
・ ヒューマニズム(人文主義、人間主義)
※フィレンツェのメディチ家による支援
〔文学〕
ダンテ『神曲』(トスカナ語で書く)
ボッカチオ『デカメロン』
マキァヴェリ『君主論』
ボッティチェリ『ヴィーナスの誕生』
ダンテ『神曲』(トスカナ語で書く)
ボッカチオ『デカメロン』
マキァヴェリ『君主論』
ボッティチェリ『ヴィーナスの誕生』
〔絵画〕
レオナルド・ダ・ヴィンチ『モナ・リザ』『最後の晩 餐』
レオナルド・ダ・ヴィンチ『モナ・リザ』『最後の晩 餐』
ミケランジェロ『最後の審判』『ダヴィデ』
ラファエロ『聖母子像』
〔建築〕
ブラマンテ『サン・ピエトロ大聖堂』(カトリックの総本山)
ブラマンテ『サン・ピエトロ大聖堂』(カトリックの総本山)
【イタリア以外のルネサンス】
〔文学〕
エラスムス『愚 神 礼 賛』(聖職者の腐敗を風刺)
エラスムス『愚 神 礼 賛』(聖職者の腐敗を風刺)
トマス・モア『ユートピア』(理想社会から現実を風刺)
モンテーニュ『随 想 録』
チョーサー『カンタベリ物語』:庶民が登場
シェークスピア『ヴェニスの商人』『ハムレット』
セルバンテス『ドン・キホーテ』(没落する騎士)
【科学と技術】
○ 3大発明(中国→イスラーム世界→ヨーロッパへと伝わる)
・火薬
・羅針盤→遠洋航海が可能に
・活版印刷(ドイツ人のグーテンベルクが改良)
・羅針盤→遠洋航海が可能に
・活版印刷(ドイツ人のグーテンベルクが改良)
○ 地動説
・ コペルニクスが主張
→ガリレイ(イタリア)が実証
→天動説にもとづくカトリック教会の世界観が崩れる
【中世アジア】
→ガリレイ(イタリア)が実証
→天動説にもとづくカトリック教会の世界観が崩れる
【中世アジア】
ティムール朝(都:サマルカンド)
・ティムールが建国
オスマン帝国(都:アドリアノープル)
バヤジッド1世
1396年 ニコポリスの戦い:バルカン諸国・フランス・ドイツ連合に勝利
1402年 アンカラの戦い:ティムール朝に敗北 → 一時衰退
メフメト2世
1453年 コンスタンティノープルを占領、ビザンツ帝国を滅ぼす
→首都をイスタンブル(コンスタンティノープル)に
セリム1世
1517年 マムルーク朝を滅ぼす
→エジプト・シリアを支配、メッカ・メディナの両聖都を保護
☆スレイマン1世☆
・ ハンガリーを征服
1529年 ウィーン包囲(第1次):オーストリア(ハプスブルク家)と対決
1538年 プレヴェザの海戦:スペイン・ヴェネツィア連合に勝利
→地中海の制海権をにぎる
《オスマン帝国の支配》
・ カピチュレーション:フランス商人に帝国内の居住・通商の自由を与える
・ イエニチェリ軍団:キリスト教徒から強制徴収した歩兵軍団
・ ミッレト制:キリスト教徒・ユダヤ教徒の共同体(大幅な自治を与える)
サファヴィー朝:シーア派
・ イスマーイール1世が建国
☆アッバース1世☆
・ 首都イスファハーンを建設
ムガル帝国(都:デリー)
ガズナ朝→ゴール朝→デリースルタン朝→ムガル帝国
・ バーブルがロディー朝を倒し、建国
☆アクバル☆
・ 首都アグラを建設
・ ジズヤ(人頭税)を廃止
シャー・ジャハーン
・ タージ=マハル廟:王妃のために建設
アウラングゼーブ
・ジズヤ(人頭税)を復活
→マラータ王国(ヒンドゥー教徒)の独立、シク教徒の反乱
【大航海時代】
ポルトガル王国(都:リスボン)
15世紀初 航海王子エンリケ:アフリカ大陸西岸の探検
1488年 バルトロメウ・ディアス:喜 望 峰に到達
1498年 ヴァスコ・ダ・ガマ:インド西岸(カリカット)に到達
1500年 カブラル:ブラジルに漂着
・ アジア貿易(インドのゴア)
スペイン王国(カスティリャとアラゴンが合併)
1492年 コロンブス:サンサルバドル島に到達
・ イタリア人ジェノヴァの商人 、 スペイン女王イサベルの支援を受ける
・ トスカネリの地球球体説を信じて西進
→アメリゴ・ヴェスプッチ:新大陸をアメリカ大陸と命名
1519年 マゼラン:世界周航を達成 、フィリピン
コルテス:アステカ文明を滅ぼす ピサロ:インカ帝国を滅ぼす
【宗教改革】
・ カトリック教会を批判するキリスト教の改革運動(プロテスタント)
・ ハプスブルク朝はカトリック教会を支持
○ ルター(ヴィッテンベルク大神学教授)の宗教改革
・ ローマ教皇レオ10世が免罪符を販売 (サン・ピエトロ大聖堂の新築資金調達のため)
1517年 ルターが『95ヶ条の論題』を発表、免罪符を批判
1521年 ヴォルムス帝国議会:神聖ローマ皇帝カール5世がルターを召喚
ルターが新約聖書をドイツ語訳(ザクセン選帝侯の保護下で)
1524年 ドイツ農民戦争(指導者ミュンツァー) →ルターは反乱農民の鎮圧を主張
1546年 シュマルカルデン戦争
カトリック(旧教) ⇔ プロテスタント(新教)
・ 神聖ローマ皇帝カール5世 ・ ルター派諸侯
・ 皇帝派諸侯 (シュマルカルデン同盟を結成)
1555年 アウグスブルクの和議
・ 諸侯はカトリックかルター派かの宗教選択権をもつ
・ 領民個人の宗教選択権はなし →ルター派はドイツ北部、北ヨーロッパに普及
〔スイス〕
○ ツヴィングリ:チューリヒで宗教改革
○ カルヴァン:ジュネーヴで禁欲的な神権政治
・『キリスト教綱要』の著者
・ 予定説:人が救われるか否かは神が予め定める
・ 職業労働(営利・蓄財)を肯定 →西ヨーロッパに広く普及(商工業者)
○ プロテスタントの呼び名
・ユグノー(フランス)
・ピューリタン(イングランド)
・ゴイセン(ネーデルラント)
・プレスビテリアン(スコットランド)
・ユグノー(フランス)
・ピューリタン(イングランド)
・ゴイセン(ネーデルラント)
・プレスビテリアン(スコットランド)
対抗宗教改革:カトリック教会の勢力立て直し
○ イエズス会
・ スペイン人イグナティウス・ロヨラが結成
・ ヨーロッパ内外でカトリック布教(1549年 フランシスコ・ザビエル来日)
○ トリエント公会議:教皇の至上権を確認
〔イギリス〕テューダー朝
○ ヘンリ8世:王妃との離婚問題から教皇と対立
1534年 首長法(国王至上法):イギリス国教会を創設、首長は国王
○ メアリ1世:カトリック復活をめざす
○ エリザベス1世
1559年 統一法:イギリス国教会を確立
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