新石器文化、青銅器文化(殷・周)
新石器文化(前5000頃-前1500年頃) 
・仰韶文化:彩 陶(彩文土器) 
・竜山文化:黒 陶、灰 陶

青銅器文化(前1500頃-前400年頃) 
殷(商)
・ 殷墟の発掘で明らかに  
・ 各地の城 郭都市(邑)の連合国家 
・ 神権政治:王が宗教的権威により統治  
・ 甲骨文字:占いの記録(獣骨・亀甲に刻む)
・ 祭祀用の青銅器 

周(都:鎬京)
・ 封建制度:王が諸侯、卿・大夫・士に、封土を与える 
・ 宗法:親族関係の秩序を定める 
春秋・戦国時代
・ 西周から東周へ(鎬京から洛邑へ遷都) 
・ 周王の権威低下→諸侯が争う戦乱時代 

春秋時代
・ 斉の桓公、晋の文公など有力諸侯(覇者)が争う 
戦国時代
・ 七雄(斉、楚、秦、燕、韓、魏、趙)が周王を無視 
・ 秦が全中国を統一

○ 社会変動 ・・・鉄器時代への移行、諸国の富国策 
・ 鉄製農具&牛耕→農業生産UP→商工業・貨幣経済の発達 
・ 青銅貨幣の使用 

○ 諸 子 百 家(多数の学派・思想家) 
・ 儒 家:孔子『論語』 、孟子(性善説)、荀子(性悪説) 
・ 墨 家:墨子(兼 愛) 
・ 道 家:老子、荘子(無為自然)→老荘思想 
・ 法 家:商鞅、韓非(法の重視) 
・ 縦 横 家:蘇秦、張儀(外交策) 

秦、前漢
秦(都:咸陽)
○ 秦の統一 
・ 戦国七雄のうち秦が商鞅の改革で実力を伸ばす 
・ 秦王の政が他の6国を征服して中国を統一(前221年) 

○ 始皇帝(秦王の政が皇帝へと称号を変える)
・ 郡県制:全国を36郡に分け中央から官吏を派遣 
・ 法家(李斯の中央集権化)、儒家を弾圧(焚書坑儒) 
・ 貨幣・文字・度量衡の統一 

・ 長城の修築→匈奴(北方遊牧民)の侵入を防ぐ 
・ 南を征服(南海など3郡を置く) 

○ 始皇帝の死後 
・ 陳勝・呉広の乱(農民反乱)をきっかけに滅亡 
・ 項羽(楚の名門)〔負〕vs. 劉邦(農民出身)〔勝〕 

前漢(都:長安)
○ 高祖(劉邦)
・ 郡国制:封建制(諸侯に封土を与える)と郡県制の併用 
呉楚七国の乱(諸侯の反乱)→鎮圧後、皇帝権力強まる

○ 武帝
・ 郡県制 
・ 張騫を西域へ派遣(大月氏まで到達) 
・ 塩・鉄・酒の専売 
・ 均輸(物資を不足地に転売)平準(物価高騰時に物資販売) 
・ 領土拡大:西 域(敦煌など4郡)←大宛へ遠征 

新・後漢
外戚の王莽が新を建国(周の制度の復活をめざす) 
赤眉の乱(農民反乱)

後漢(都:洛陽)
○ 光武帝(劉秀)
・ 西域を支配(班超を西域都護に) 
→大秦王安敦(マルクス=アウレリウス=アントニヌス)の使者 
→甘英をローマへ(未到達) 
→倭人(日本人)の使者が「漢委奴国王」の金印を受ける 
○ 後漢の末 
・ 党錮の禁:宦官が官僚・学者を弾圧 
184年 黄巾の乱:太平道(張角が指導)が起こした反乱 

③ 漢代の文化 
○ 郷挙里選:地方長官の推薦により官僚を任用する制度 
→豪族が官僚となる 
○ 儒学が国教に←董仲舒の提案 
・ 訓古学(鄭玄ら)
○ 歴史:司馬遷『史 記』
班固『漢書』←どちらも紀伝体(人物の伝記) 
○ 蔡倫が製紙法を改良 

魏晋南北朝時代
1) 三国時代
・ 魏(華北):曹丕(文帝)
・ 蜀(四川):劉備
・ 呉(江南):孫権

263年 魏が蜀を滅ぼす
265年 魏の将軍 司馬炎(武帝)が晋を建国
280年 晋が呉を滅ぼし中国統一 

2) 晋(都:洛陽)
八王の乱:帝位をめぐる争い
316年 匈奴が西晋を滅ぼす(永嘉の乱) 

3) 五胡十六国と東晋
〔華北〕五胡十六国
・遊牧民族(匈奴、鮮卑、羯、氐、羌)が侵入し16国を建国 

〔江南〕東晋(都:建康) 
・ 晋の一族(漢民族)の司馬睿が建国 

4) 南北朝時代
〔華北〕北朝
・ 北魏、東魏、西魏、北斉、北周の5王朝(遊牧諸民族)
 
・ 北魏:鮮卑族(拓跋氏) 
→太 武 帝:華北を統一
→孝 文 帝:均田制、三長制、洛陽へ遷都、漢化政策 
〔江南〕南朝(都:建康) 
・ 宋→斉→梁→陳の4王朝(漢民族) 
・ 六 朝:江南を支配した漢民族の6王朝
(呉、東晋、宋、斉、梁、陳) 
 
魏晋南北朝の社会と文化・・・江南で貴族文化が発展 
・ 九 品 中 正 法〔魏~〕
→地方の中正官が人材を推薦する官僚任用法 
→豪族が上級官僚職を独占し貴族となる 

屯田制〔魏〕、占田・課田法〔西晋〕、均田制〔北魏の孝文帝〕 

○ 六朝文化:江南、漢民族、貴族文化 
・ 清 談が流行(竹林の七賢など) 

(詩)陶 潜
〔梁〕昭 明 太 子『文 選』:四六駢儷体
(絵)顧 愷 之
(書)王 羲 之

○ 道教:道家に民間信仰・神仙思想の加わった宗教 
・ 寇謙之が道教教団を組織→北魏の保護で発展 

○ 仏教:仏図澄、鳩摩羅什(西域から中国へ)が仏典翻訳 
法顕(中国からインドへ)『仏国記』 
敦煌、雲崗、竜門などの石窟寺院・石仏 

隋・唐
隋(都:大興城) 
○ 文帝(楊堅):南北統一、均田制、租庸調、府兵制、科挙
○ 煬帝:大運河(華北と江南を結ぶ)の建設、高句麗への遠征 

唐(都:長安) 
○ 高 祖(李淵):隋を倒す
○ 太 宗(李世民):〝貞観の治〟→中国統一完成 
○ 高 宗:最大領土 
《 唐の制度 》
(官制)律・令・格・式の法典整備→律令国家 
三 省(中書・門下・尚書)、六 部(吏・戸・礼・兵・刑・工)
科挙:儒学の試験による官僚任用 
(周辺)
羈縻政策:周辺民族の間接統治(6つの都護府を設置) 
(農民)
1) 均田制:国が人民に土地(口分田・永業田)を支給 
2) 租(穀物)、調(絹布)、庸(中央での労役)、雑徭(地方での労役) 
3) 府兵制:農民から徴兵 

○ 則天武后(高宗の皇后):皇帝となり政情不安に 

○ 玄宗:〝開元の治〟
・ 晩年は楊 貴 妃を寵愛し政治が乱れる 
安史の乱:節度使の安禄山、部下の史思明の反乱
→ウイグルの支援を受けて唐が鎮圧  
・ 均田制の崩壊→荘園の発達 
・ 租庸調の崩壊→両税法(楊炎、夏秋2回徴税) 
・ 府兵制の崩壊→募兵制(傭兵を用いる) 
・ 都護府の後退→節度使(後に藩鎮となり自立化) 
黄巣の乱:塩の密売人の黄巣が起こした民衆反乱 

③ 唐代の文化 
・ 仏教:玄奘(陸路インドへ)『大唐西域記』
     義浄(海路インドへ)『南海寄帰内法伝』

・ 外来宗教:景教(ネストリウス派キリスト教)
                       祆教(ゾロアスター教) 
・ 儒学:孔穎達『五経正義』(経典の解釈) 

○ 詩:王維、李白、杜甫、白居易
○ 文:韓愈、柳宗元
○ 絵:呉道玄〔山水画〕 
○ 書:顔真卿

五代十国・宋
五代十国  
907年 節度使の朱全忠が唐を滅ぼす 
→朱全忠は後梁を建国 
〔華北〕 後梁→後唐→後晋→後漢→後周の5王朝(五代) 
〔その他〕10の軍閥政権(十国) 

宋(都:開封) 
〔初代〕太祖(趙匡胤)
〔2代〕太宗:中国を統一 
○ 君主独裁体制の成立 
・ 皇帝が行政、財政、軍事すべての最終決裁権を持つ 
・ 文治主義:軍人ではなく文人官僚により政治を行う 
・ 科挙:殿試(皇帝が試験官となる最終試験)の創設 

〔6代〕神 宗:王安石を宰相に起用し改革をはかる 
○ 王安石の新法(11世紀後)→大地主・大商人の反発 
・ 青苗法…農民に資金を貸し、収穫時に回収
・ 市易法…政府が物資を買い、消費地で転売
・ 均輸法…物資の買い上げ、商人への低利融資
・ 募役法…労役を嫌うものから、免役税を徴収
・ 保甲法…軍事訓練    ・ 保馬法…馬を飼育

・ 新法党(王安石)⇔ 旧法党(司馬光)の対立 

《新興地主〝形勢戸〟の成長》
・ 荘園を経営し佃戸(小作人)から小作料を取る 
・ 科挙に合格して官僚となり官戸(官僚の家)となる 
 ↑儒学の教養を持つ士大夫(知識人)ともいわれる 

北方諸勢力の活動
遼(契丹族) 
・ 建国者:耶律阿保機(太祖) 
・ 燕雲十六州(華北の農耕地帯の一部)を支配 
・ 契丹文字:ウイグル文字と漢字の影響 
・ 二重統治体制:遊牧民には部族制、農耕民には州県制

澶淵の盟:宋が遼に銀・絹・茶を贈る&遼は宋を攻撃しない

西夏(チベット系タングート族) 
・ 建国者:李元昊
・ 東西貿易で繁栄 
・ 西夏文字 

金(女真族) 
・ 建国者:完顔阿骨打
1125年 遼を滅ぼす
靖康の変:金が宋を攻撃し開封を占領、徽宗・欽宗らを捕虜に 
→金が華北の農耕地帯を支配

・ 二重統治体制:女真族には猛安・謀克、漢人には州県制 

南宋(都:臨安→杭州)・・・江南を支配 
・ 和親派(秦檜)〔勝〕 ⇔ 主戦派(岳飛)〔負〕 
→1142年 金と和議(淮河が境界、宋が金に銀・絹を贈る)


宋代の社会と文化
○ 経済 
・ 新興地主(形勢戸、官戸、士大夫) 
・ 江南が米作地帯として発展(二毛作・二期作) 
・ 陶磁器(景徳鎮が生産地)
・ 貨幣経済(交子・会子の紙幣) 

○ 儒学 
1) 朱子学:周敦頤、朱熹(朱子)→儒学の正統理論  
2) 陽明学の祖:陸 九 淵
○ 歴史:司馬光『資治通鑑』
○ 技術:木版印刷、羅針盤(磁針)、火薬 

モンゴル帝国
〔初代〕チンギス・ハン(テムジン) 
・ クリルタイ(集会)でハンに→帝国を建国
・ 千戸制:1000戸単位に編成された騎馬軍団 
・ ナイマン、ホラズム、西夏を滅ぼす→シルクロードを確保 

〔2代〕オゴタイ 
1234年 金を滅ぼし、華北を支配
・ ○都カラコルム 
・ バトゥの遠征→ワールシュタットの戦い 

〔4代〕モンケ 
・フラグの遠征
→1258年 バグダード占領、アッバース朝滅亡 

〔5代〕フビライ 
・ ハイドゥの乱:フビライ〔勝〕vs.ハイドゥ〔負〕

元(都:大都) 
・南宋を滅ぼし江南を支配 
・高麗を属国に 
・日本&ベトナム(陳 朝)へ遠征→失敗 

○ モンゴル人第1主義 
1) モンゴル人:支配階級 
2) 色目人(中央アジア出身):財務官僚として重用 
3) 漢人(金の支配下) 
4) 南人(南宋の支配下)

○ 交通・貿易の発達 
・ 駅伝制(ジャムチ)→ムスリム商人の隊商貿易が活発化 
・ 交鈔(紙幣)の発行
 
プラノ・カルピニ(ローマ教皇の使者) 
ルブルック(ルイ9世の使者) 
モンテ・コルヴィノ(ローマ教皇の使者):カトリック布教 
マルコ・ポーロ(イタリア商人):『世界の記述(東方見聞録)』 
イブン・バットゥータ(ムスリム旅行家):『三大陸周遊記』
 
・ 授 時 暦(郭守敬が作成)

○ 文化:庶民文化が発達 
・ 元曲(戯曲)『西廂記』『漢宮秋』 
・ パスパ文字:チベット仏教(ラマ教)僧パスパが作成 


明(都:南京)
紅巾の乱:白蓮教徒の農民反乱、指導者は朱元璋
1368年 明の建国 

〔初代〕洪武帝(朱元璋)
・ 皇帝独裁の強化:中書省の廃止、六部は皇帝直属に 

・ 里甲制、六諭(儒教による村民教化) 
・ 賦役黄冊(戸籍・租税台帳)、魚鱗図冊(土地台帳) 
・ 衛所制(軍戸の戸籍による軍制) 

〔2代〕建文帝
・ 靖難の役:建文帝(南京)〔負〕vs.燕王(北京)〔勝〕 

〔3代〕永楽帝(燕王)
・ 北京へ遷都 
・ 内閣大学士(皇帝の補佐役)の設置 
・ 鄭和の南海遠征(アフリカ東岸まで到達)

《北虜南倭》
・ 北虜:モンゴル高原のオイラト・タタールが侵入 
→オイラトのエセン・ハンが明の正統帝を捕虜に(土木の変) 
→タタールのアルタン・ハンが北京を包囲

・ 南倭:倭寇の活動

〔14代〕万暦帝
・ 張居正の改革:一条鞭法(銀納の税制)
・ 豊臣秀吉の朝鮮侵略(壬辰・丁酉倭乱):朝鮮に援軍 
・ 官僚の党派争い(東林派vs.非東林派) 

 清(都:北京)・・・女真族(満州族)の王朝 
〔初代〕ヌルハチ
・女真族を統一、金(後金)を建国 

〔2代〕ホンタイジ
・国名を清へと改称 

〔3代〕順治帝
・李自成の反乱軍が北京を占領→明の滅亡 
・清が李自成を倒し北京を占領→清の中国支配が始まる

〔4代〕康煕帝
・三藩の乱を鎮圧→中国本土の統一完成 
・台湾(1661年より鄭成功の一族が支配)を征服 
・ネルチンスク条約:ロシアと国境確定(東北地方) 

〔5代〕雍正帝
・キャフタ条約:ロシアと国境確定(外モンゴル) 
・軍機処の設置→政治の最高機関に 

〔6代〕乾隆帝
・直轄領(東北地方、中国、台湾) 
・藩部(モンゴル高原、チベット、新 疆)←理藩院が統括 
・属国(朝鮮、ベトナム、タイ、ビルマ、ネパール) 

清の支配方法
・ 満漢併用策:主要官職に満州族・漢民族を同数併用 
・ 辮髪(満州族の髪型)を漢民族に強制 
・ 文字の獄:反清的言論への弾圧 
・ 軍制:八旗、緑営


明・清の社会と文化
〔経済〕
(明・清)会館・公所の設置 
(明・清)陶磁器(景徳鎮)の輸出 
→メキシコより銀の流入(アカプルコ貿易) 

〔税制〕
(明)一条鞭法:地 税と丁 税(人頭税)をまとめて銀納 
(清) 地丁銀:丁税を廃止して地税のみを銀納 

〔学問〕
(明)陽明学:王 陽 明 
(清)考証学:黄宗羲、顧炎武

実学
(明)李時珍『本草綱目』、徐光啓『農政全書』
(明・清)宋応星『天工開物』 

〔編纂〕
(明)『永楽大典』、『四書大全』、『五経大全』 
(清)『康煕字典』、『古今図書集成』、『四庫全書』 

〔小説〕
(明)『三国志演義』、『水滸伝』、『西遊記』、『金瓶梅』 
(清)『紅楼夢』、『儒林外史』、『聊斎志異』 

〔イエズス会宣教師〕・・・(清)雍正帝はキリスト教布教を禁止
(明)マテオ・リッチ:『坤輿万国全図』(世界地図) 
(清)アダム・シャール:暦法 
(清)フェルビースト:暦法 
(清)ブーヴェ:『皇輿全覧図』(中国地図) 
(清)カスティリオーネ:円 明 園の設計 

典礼問題
イエズス会宣教師が典礼(中国の伝統神崇拝)を
行っていたことにより生じた論争 


北方民族
前7世紀 スキタイ

前3世紀 月 氏、烏 孫、匈 奴

前3世紀 匈奴(冒頓単于) ⇔ 前漢(劉邦)&(武帝)

2世紀 鮮卑→ 華北に侵入し北魏を建国(拓跋氏) 

4世紀      柔 然 ⇔ 北魏 

6世紀 突 厥(トルコ系) ⇔ 隋、唐 
ササン朝と同盟→エフタルを滅ぼす

8世紀 ウイグル(トルコ系)…安史の乱を鎮圧